キングマンションだけではない事業展開
阪神住建といえば分譲マンションのキングマンションシリーズが有名です。ですが、阪神住建はありふれた不動産会社ではなく、総合デベロッパーとして活躍しています。その事業領域は不動産の域を超え、関西に住んでいる人でも実は知らないような事業も阪神住建が手掛けていることがあります。
例を挙げると温泉がテーマの娯楽施設「スパワールド 世界の大温泉」は阪神住建のアミューズメント事業です。テレビでよくCMを見かけるので関西に住んでいる人なら知っているでしょう。
スパワールドでは温泉のほかに岩盤浴やエステ、プールを楽しめるようになっていますが、ホテルもあります。また、阪神住建は最近になって、スパワールドのホテル事業とは別に単独のホテル事業も展開したのだそうです。
これらのように、阪神住建には分譲マンションや賃貸マンションのイメージがある人が多いかもしれませんが、 ホテル事業も行なっているのです。
ホテルコード心斎橋
阪神住建のホテルコード心斎橋はビジネスホテルです。阪神住建の単独ホテル事業の第1弾として大阪市中央区東心斎橋で開業たのだそうです。ではなぜ阪神住建はホテル開発事業を始めたのでしょうか。
同社は大都市圏における宿泊施設数が不足していると考えていたそうです。日本を訪れる外国人が急増していて、交通インフラなどの整備をしなければならないのは確かです。ですが、訪日外国人が宿泊できる施設が大阪にもっとあれば、より多くの外国人を受け入れることができるようになるでしょう。
ホテルコード心斎橋は心斎橋駅から徒歩3分の好立地にあるビジネスホテルです。無料 Wi-Fi、 シモンズベッド採用、女性専用フロア、無料朝食サービス、加湿空気清浄機の貸し出しなど、ビジネスホテルにあると嬉しいサービスが整っているとのことです。
ホワイトホステル心斎橋
ホワイトホステル心斎橋は宿泊費の高騰に対応するために開発されたホステルだといいます。ホステルとビジネスホテルの大きな違いは宿泊料金です。一人で宿泊するならホステルの宿泊費は約3,000円ですから、ビジネスホテルよりもかなりリーズナブルです。
宿泊料金が安くても旅館業法の認可が下りた施設ですので安全性は問題ないでしょう。個室のほかに合部屋のドミトリールームを採用したり、リビングスペースを設けて宿泊者同士でコミュニケーションがとれるようにしたりと、様々な工夫が見られます。
ホワイトホステル心斎橋は日本人だけではなく外国人旅行者やバックパッカー、留学生などにも幅広く支持されているようです。
阪神住建のホテル事業のホテルはいずれも2017年に開業したばかりです。おしゃれなビジネスホテルや、リノベーション工事が終わったばかりの新しいホステルを利用してみてはいかがでしょうか。